絶えられないほどの痛み
男性にはない腹痛の一つとして、生理痛というものがあります。生理痛は、本当に個人差のあるものです。ほとんど痛みがない・感じたことがないという女性もいる中で、動けないほどの痛みを体験したことのある女性もいます。とても忙しい救急病院で看護師をしていた友人がいますが、毎月の生理痛がひどくて忙しいのが辛く、それほど忙しくない病院へ転職したと言っていました。看護師は転職しやすいらしいので友人はそれで済んだものの、一般企業で転職が容易でない女性はそうはいきません。私自身は全く感じないこともありますし、薬を飲まなくても我慢できる程度の痛み、そして動くこともできず冷や汗をかくほどの痛みまで経験があります。冷や汗をかくほどの痛みは年に一度あるかないかぐらいなのですが、この痛みがあるからと言ってわざわざ病院で診察を受けたことはありません。それ以外の生理不順などのことで診察を受けたことはありますが、そういった時に病気がないかどうかの検査はしてもらっています。ですから、冷や汗をかくほどの痛みがあったとしても、特別にどこかに異常があるわけではないという風に認識しています。この冷や汗をかくほどの痛みが襲ってきたときの対処法として私がとる行動は、まず鎮痛剤を飲むことです。しかし、薬は効き始めるまでに時間がかかります。早くとも、20~30分ほどはかかります。動けないほどの痛みと闘いながら、這うような体制でお風呂に向かいます。そして、熱いお湯につかって、とにかくお腹を温めます。5分か10分ほど温めた後は、そのままお布団に直行して横になります。痛みで疲れているのかわかりませんが、そういった時は必ず寝てしまいます。起きると、薬が効いたのか先ほどまでの痛みは嘘のようです。この冷や汗が出る痛みは運よくも出先でなったことがないので、その意味ではとても助かっています。とてもじゃないですが、あの痛みを仕事中や外出先で耐え抜くことはできません。